11900913177.html”>エルク
こんにちは、製作部の鈴木です。
本日はパーリィーで使用しているエルク(ヘラジカ)について説明させて頂きます。
エルク、ムース、ヘラジカと呼称が様々ありますが、エルクとはヨーロッパでの呼び方であり和名はヘラジカ、北米ではムースと呼ばれています。
北米でエルクというとアメリカアカシカの事を指し、こちらも大型の鹿ですが別種になります。
シカ科の最大種で肩高1.5~2m、体重は最大800キロにもなります。
この巨体から動きが鈍重だと思われがちですが、短時間なら時速50キロで走行し、時速30キロなら安定した走行が可能です。
また泳ぎも得意で、一度に数キロ泳いだり水深5、6メートルまで潜水し水草を食べる姿も観測されています。
このように、大型で運動能力もあるエルクですが、自然界ではヒグマ、オオカミなどの補食対象となります。補食種に対する攻撃として前足や後ろ足での蹴りや突進が挙げられます。
また時には同種同士で縄張りや雌をめぐった争いもし、最長2mにも及ぶ角を使いぶつかり合います。
エルクの革は肉厚で柔らかく優しい印象を受けますが、そこには無数の傷が見受けられ厳しい自然環境を生き延びてきた力強さも感じられます。
「森の女王」と呼ばれるエルクの一生を革を通じて是非感じ取ってください。